「夫、仕事、辞めたい」です。 旦那さんに仕事を辞めたい!と言われて困っている妻の、必死の思いが伝わってきます。 その気持ち、よーくわかります。 なぜなら、私にもその経験があるからです。
というわけで、今日は、「夫が仕事を辞めたいといい出したときに、妻がとるべき3つの行動」をお届けします。
ある日突然、夫に仕事を辞めたいと切り出された妻
夫「俺、あんこ男だったじゃん!」
妻「・・・・はい?なんのこと?」
夫「俺、あんこが好きだったろ。あ・ん・こ。だから、今の仕事辞めて甘み処をひらくよ」
こうして、ある日突然、夫に「仕事を辞めたい」と切り出された工藤さん。
聞けば、夫は、「今日の夕飯、餃子にしようぜ」のテンションで、「今日の俺、仕事を辞めることにしたぜ」と伝えてきたと言います。
頭が真っ白になる工藤さん。 「そんなのダメに決まっているでしょ!家のローンはどうするのよ?子どもの教育費だってかかってくるのよ。第一、やったこともないことでお金を稼ぐなんて考えが甘すぎるわよ。
私が働いているからって、私の稼ぎをあてにしないで。この家の家計を支えていくのはあなたなのよ。私が被害を受けるなんてまっぴらごめんよ!」 思ったことを素直に口にできたら楽でしょう。
でも、工藤さんはそんな想いをぐっと飲み込み、黙り込んでしまいました。 そして、「どうしたらいいのだろう」と毎晩、見えない不安に悩まされることになります。
実は、こうした仕事を辞めたい夫、少なくはありません。 子どもの教育費がかかりはじめる30代40代で「自分の人生、このままでいいのだろうか?」といった想いを抱え、転職や離職を考えるひとが多いのです。
では、もしも工藤さんのお宅のように、夫が「仕事を辞めたい」と言い出したら、妻はどんな行動をとるべきなのでしょうか。
というわけで、今日は夫が仕事を辞めたいと言い出したときの妻がとるべき3つの行動について考えてみたいと思います。
夫が「仕事を辞めたい」と言い出したときに妻がとるべき3つの行動
夫と一緒にお笑い番組M1グランプリのDVDを見る
はじめに、お笑い番組M1グランプリのDVDをレンタルします。 「え?なんのこと?」と思われるかもしれません。 けれども、実はこれこそが、会社を辞めたい夫に捧げる最初の行動です。
なぜなら、笑いは夫のストレス状態を知る最高の手段だからです。 もしも夫が笑って元気に会社に行けるようであれば、「仕事を辞めたい」というのは、一過性のストレスが原因の場合もあります。 上司とうまが合わない、嫌な仕事がまわってきたなど、ストレスを回避するために「仕事を辞める」という妄想を抱いているだけかもしれません。
そして、とにかく笑うことによって、「俺、何を深刻に考えていたんだろう」と思いなおしてくれる可能性があります。 それくらい、笑いは事態を好転させるパワーをもっているのです。
決して「仕事辞めたいなんて不安だらけだから、話し合いましょう」なんて詰め寄ってはいけません。 まずは、毎晩夫が笑うことをこころがけていきましょう。
疲れた顔で帰ってきた夫に、「DVD見ようよ」と声をかけるだけです。それで事態が好転していく可能性があるのなら、こんなに簡単なことはないでしょう。
夫がDVDで笑っている間にお金を整える
次に取り組むべきことは、家計の状況を確認することです。 そして、毎月の最低限必要な生活費を計算しましょう。
食費、生活費、通信費、レジャー費など、これまで当たり前のようにつかっていたお金を改めて見直していきます。
夫が仕事を辞めたいと言いだしたとき、夫の心配は、「次の仕事はうまくいくか」「仲間や環境に恵まれるか」「すぐに軌道にのれるか」など、多岐にわたります。
一方、妻の悩みは「お給料が減るのではないか」という1点に尽きます。 自分の悩みを根本的に解決できるのは、自分しかいません。
お給料が今より10万円下がる可能性があるのであれば、月10万円のお金を生み出す方法、あるいは、月10万円のお金をセーブする方法を考えましょう。
不安とは、漠然とした想像のなかから生まれます。手にとるようにわかる事実ではなく、わからないことから生まれる幻想なのです。 ですから、お給料が減ったときの対策方法を具体的に考えることからはじめましょう。
「今」の状況が見えてこそ、「未来」の状況も正確な判断ができるというものです。
自分自身の変化を日記に書く
DVDで夫を笑わせ、家計の状態を把握したら、最後に、自分自身の変化に集中しましょう。 仕事を辞めたいと告白されると、ついつい、夫のことについてあれこれと思いを巡らせてしまうものです。
けれども、集中すべきは夫の変化ではなく自分の変化です。 千円札の顔、野口英世先生もこう言います。
家が貧しくても、体が不自由でも、決して失望してはいけない。 人の一生の幸も災いも、自分から作るもの。 周りの人間も、周りの状況も、自分から作り出した影と知るべきである。
さすが、千円札の顔。いいことを言います。 そうなのです。夫が仕事を辞めたいと言いだしたことは、自分がつくりだした影なのです。
ですから、なぜこの出来事が起きているのか、その意味について考えます。 具体的には、自分の考えを日記に書き出すことをお薦めします。
なぜこういう事態に直面しているのだろう? この事態は、私になにを教えてくれているのだろう? 私はどうなることを望んでいるのだろう? 望む未来のために私ができることはなんだろう?
こうした問いに対する答えを日記に書いていきます。 日記を書くことの最大のメリットは、他の誰でもない自分と向き合うことができるからです。 「お金がなくては困る」という不安を感じすぎるあまり、「前向きな変化を起こす」ことを忘れてはいけません。
夫のことに気をとられるあまり、自分が変化するチャンスを見過ごしてはいけません。 自分がつくりだした影と向き合うことで、自分の変化に集中しましょう。
夫を笑わせながら、前向きな変化を起こす
ということで、夫が「会社を辞めたい」と言い出したときに妻がとるべき行動は3つ。
1. 夫と一緒にお笑い番組M1グランプリのDVDを見る
2. 夫がDVDで笑っている間に、お金を整える
3. 夫がDVDで笑っている間に、自分自身の変化を日記に書く
私、市居愛も、夫の会社が倒産したことをきっかけにお金を整え始めました。
大切なことは、夫が笑える環境をつくりながら、自分のことをしゅくしゅくと進めることです。 後ろ向きな不安を受け入れ、前向きな変化を起こせるのは、他の誰でもない自分自身。 自分が納得いくまで、不安と闘い、その不安を乗り越えることができれば、事態は必ず好転していきます。
なぜなら、不安という幻想は私たちを成長させるためにあらわれるものだからです。 というわけで、最後は、千円札の顔、野口英世先生のお言葉をもうひとつ。 忍耐は苦い。しかし、その実は甘い。
さすが野口先生。そのとおりでございます。 あんこ夫婦への最高のメッセージ♪
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