今日はあなたが副業・起業をはじめたいと思ったときの、時給についてのお話しです。
副業・起業を目指すとき、あなたの時給はいくらですか?
時給と聞くと、「働いている会社から指定された1時間あたりの給料」というイメージがあるかと思います。
しかし、副業・起業を始めると、自分で自分の時給を決める必要があります。
そして、最初に自分の時給を決めておかないと、副業・起業が失敗で終わる可能性があります。
なぜか?
それは、自分の時給を決めていないと、仕事は増えてもお金は増えないからです。
商品やサービスをつくるには、膨大な時間の準備期間や、事務作業が発生します。
ですが、副業・起業をはじめる多くの方が、この事務作業や準備時間を自分のサービス料に含めません。
たとえば、ヨガのレッスンで考えてみましょう。
ヨガのレッスンを行う場合、そのレッスンの告知をしたり、場所を手配したり、申込みを受け付けたり、受講費の回収をしたりと、さまざまな事務作業が発生します。
またレッスンをつくるにあたってのコンテンツの作成時間や、資料の作成、また指導者自身のスキルアップの時間も必要になります。
こうして多くの時間を要すにもかかわらず、副業・起業する方達の多くが、この作業時間や事務時間を、自分の働く時間として考えていないということです。
では、どうしたら自分の時給を考え、適正な価格をつけていくことができるのでしょうか。
あなたの時給を欲しい月給と働きたい時間から計算してみよう
ここでは、あなたの時給を、働く時間数と欲しい月給から決めていきましょう。
計算式は、次のとおりです。
1ヶ月に欲しい月給➗1ヶ月に働きたい時間 = あなたの時給
まず、あなたが1ヶ月に働ける時間、あるいは働きたい時間を考えてみてください。
たとえば、1日に5時間働きたい、そして週に4日働きたいという人は、週に20時間お仕事をするということです。
ということは、週に20時間で4週間、1ヶ月では80時間のお仕事になります。
これがあなたの働きたい時間だとしましょう。
1ヶ月に働ける時間は80時間で、月10万円の月給がほしいと考えたとします。
そこで、月10万円の金額を80時間で割ってみます。
計算の結果、時間給は、1250円となります。
これが1日5時間週に4日働いたときの、あなたが理想とする時給ということです。
あなたの時給から商品やサービスの価格を決めてみよう
次に、あなたの時給から商品やサービスの価格を決めていきましょう。
計算式は、
(あなたの時給×必要な時間)+ かかる経費 = 最低ラインの価格・売上
たとえば2時間のヨガレッスンを計画したとします。この準備に約6時間かかったとします。
準備もふくめて8時間がかかる計算です。
この8時間に1250円の時給をかけると、10000円です。
さらには、場所代やチラシの印刷代がかかったとします。
経費が5000円だとすると、10000円に経費5000円を足して、15000円という金額が出てきます。
こうしてあなたが提供する商品やサービスは、最低でも15000円の売上をあげなければいけないことがわかります。
自分のお金と時間をコントロールできるようになる
また、自分の時給を明確にしておくと、お仕事をするしないの基準もできあがります。
たとえば、友だちから一緒に仕事をしない?と頼まれたときにも、時給の基準があると、「この値段設定ならいいよ」と即答することができます。
多くの方が価格設定を迷います。
毎回、イベントや企画があるたびに、いくらにしようか?と頭をひねります。
あるいは、このお仕事を受けるべきか?やめておくべきか?と悩みます。 こんなとき、あなた自身が設定した時給があれば、この時給の基準で価格を決めることができますし、また、お仕事をするかしないかも決めることができるというわけです。
あなたの時間には限りがあります。
あなたの時間には限りがあります。
何時間でもずっと働けるわけではありません。
お料理もしなければ、家事もしなければいけない。子育てもあれば、介護もある。
私たちの毎日はとても忙しいです。
そのうえ起業という大きな挑戦に臨んでいるわけですから、自分の働く時間と時給は、自分自身で決めてコントロールしていかなければいけません。
そうでなければ、本当にあなたが望む仕事のスタイルは、手に入れることができないのです。
制限が一切ないとしたら、あなたの時給はいくらですか?
最後に、もうひとつ考えていただきたい質問があります。
もしもなんの制限もないとしたら、あなたは自分にいくらの時給をつけますか?
ここまで考えてきた時給は、今のあなたが考える時給です。自分のノウハウやスキル、限りある時間のなかで、想定の範囲で計算した時給だと思います。
あなたの才能が開花し、大成功したとしたら、あなたの時給はいくらですか?
あなたの力を最大限発揮して、何千万人の人たちに役立つとしたら、あなたの時給はいくらですか?
考えて紙に書いてみてください。
いかがですか、書いてみましたか?
その時給は、あなたの望む未来のお値段です。
最初に決めた、1250円の時給は、あなたが、自分の制限のなかで考えた時間給です。
けれども、なにの制限もない場合に、あなたが希望する時間給は、あなたが自分の可能性を信じているお値段です。
これはとても大切な考え方です。
今は、月10万円をめざしていたとしても、あなたが本来心の奥底で望んでいる時給は、もっともっと高いのです。
そしてもっと高いということは、あなたは自分の可能性をそれだけ信じているということです。
私自身も起業当初は、自分で設定した時給は低かったです。
現実的なレベルで、無理のない時給を設定していました。
けれども、無理のない時給を達成できるようになった後に、自分の可能性に制限をつけることなく、本当に望む時給についても考えてみました。
すると、現実の時給から望む未来の時給にシフトしていくことになりました。
自分が信じる未来の時給は、描かなければ叶うことはありません。
ですので、現実的な時給と同時に、望む未来の時給についても描いてみてください。
現実的な時給を達成した先には、自分の望む時給の世界が待っています。
あなたの時給はいくらですか?まとめ
今日は、副業・起業をはじめるときのあなたの時給についてお話ししました。
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あなたの時給を、働く時間数と欲しい月給から決めること
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あなたの時給から商品やサービスの価格を決めること
- あなたの望む未来の時給も決めておくこと
これから起業・副業を始める方は、ぜひ考えてみてくださいね♪
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