ナポレオン・ヒル「思考は現実化する」の要約とポイント

市居愛
こんにちは。マネーコンサルタントの市居愛@aiichiiです。

今日は、ナポレオン・ヒルさんの「思考は現実化する」をご紹介したいと思います。
世に言う成功者500名以上の方々にインタビューをして、その成功法則をまとめた本です。

ナポレオン・ヒルさんは、ある時、デール・カーネギーさんに「君はこれから20年かけて500名以上の成功者たちにインタビューをして、この思考を現実化するノウハウをまとめる気があるかい?」と聞かれたそうです。
ヒルさんは、最初躊躇したのですが、自分の隣にいる透明人間に「早くイエスと答えろ」と促され、「イエス」と思わず答えてしまったそうです。私はこのくだりが大好きです。

デール・カーネギーさんとは、ニューヨークにあるカーネギーホールを作った鉄鋼王で大成功者。
そのカーネギーさんが、20年を提示した理由は、これから成功するような人たちがどのようなプロセスを経て、失敗や成功を積み重ね、人生の変化を調べるには、20年間かかると考えたことが理由だそうです。

また、「成功者の人たちの哲学をしっかり見て学べば、絶対成功しないわけがない」という考えから、無償での活動にになったそうです。その代わりに、カーネギーさんは500人にインタビューの紹介状を用意し、ヒルさんがその紹介状を持って、500人にインタビューできたという、これがこの本の始まりでした。

だからこそ、この本はおもしろいし、エネルギーを持っていると思います。

それではこの本の中の「願望実現のための6か条」を、ご紹介いたします。

CONTENTS

願望をはっきりさせること

ひとつ目は、あなたが実現したいと思う「願望をはっきりとさせること」

目標を具体的にはっきりとさせることが重要と言っています。
というのも、絶対にやるぞ!という強い願望は、なにかを生み出すエネルギーになり、成功した方々というのは、この願望の設定がはっきりしていることと、この願望のエネルギーすごく強かったそうです。

たとえばエジソン。
私たちが今便利に使わせてもらっている電気も、「エネルギーを光にすることができる」と強い願望を抱いて諦めなかったからこそ、今私たちが電気を使えているわけですよね。

ヒルさんは、「全ては最初の燃え上がるような願望が出発点である」、そして「最悪な状況というのが転機でもある」とおっしゃっています。私自身も最初に起業しようと思ったときに、夫婦で無職という状態だったので、このみじめな状況を絶対になんとかしようという大きな転機で、大きなエネルギーになっていたと思います。

代償を差し出す

そして2つ目は、「代償を差し出す」ということです。

なにかを得るためには、なにかを手放さなければならないとよく聞きますが、いつも欲求に流されてやっているようなことを差し出して、願望を手に入れるということです。

また、退却の道を絶ちなさいとも書かれています。
進み出したら後戻りできないように、自分自身を追い込むことが大切であり、そうすることでエネルギーが湧いてくるとお話しされています。

これは本当にその通りで、当時私が夫婦無職で、これから『私なにかやってみたいけれども、どうしよう』と思っていたときに、夫のお給料を期待している自分に気づいたことがありました。

夫が『サラリーマンで働いてくれさえすれば良い』と、どこかで思ってる節があって、私の場合、『夫の給料に常に頼っているから、夫のお給料は諦める』と代償を差し出すことにしました。

退路を断ったということです。

自分で稼いで自分のお金で生きていくということを心に決めたことを、当時この「思考は現実化する」の本を読みながら、「夫のお給料は諦める」とノートに書いたことを今でも結構鮮明に覚えています。

私たちは、なにを選んで、なにをやめるのかがとても大事ということです。

あなたが実現したいと思っている願望を取得する最終期限を決めること

3つ目は、「あなたが実現したいと思っている願望を取得する最終期限を決めること」です。

期限を決めましょうということです。
時期を待ってばかりいて、明日でいいと先延ばしして、時期が伸びて達成することができなくて、そしてさらに達成できずに落ち込むという悪循環になってしまうということです。

また、本当に迷うことなく、今すぐ始めることが大事だと言っています。
今すぐ始めることの大切さとしては、アイデアやひらめきは、すぐに始めないと逃げてしまうこと。
ヒルさんがカーネギーさんに「やってみるかい?」と言われたときに、30秒で「やります、イエス」と答えることができたのは、透明人間という目に見えない力の存在もあったとヒルさんは言っていますが、その力が逃げてしまう感覚です。

インスピレーションが来て、「やってみよう」が充分に感じられるのであれば、迷うことなく踏み出さなければいけないということです。

そして、最終期限を自分に設けて、その日に向かってとにかくやり続けるということが重要です。

私は昔よりこの感覚は速くなっていて、インスピレーションが来たら、1週間悩んでいたのが、3日になり、3日が1日、1日が瞬間になる感覚です。私もこの本を読んで、最終期限を決めろと言われたときも、グダグダなかなか決められずにいましたが、徐々に上手になってきました。

最終期限が守れなかったとしても、落ち込むことはありません。期限を伸ばせば良いだけです。

私もそうですが、この日までと決めても、予め無理なことがわかること、ありませんか?
そうなった時点で、新たな期限を再設定することにしています。

これをやりすぎると、常に期限を動かすことが癖になってしまうので良くないと思いますが、期限がきて、結局できなかったと落ち込むよりは、自分で期限をコントロールすることは、とても大切なことだと思うので、おすすめです。

願望実現のための詳細な計画を立てること

そして4つ目は、「願望実現のための詳細な計画を立てること」です。

まだ準備ができていなくても、迷わずにすぐに行動に移るということです。
ヒルさんは、映像が目に浮かぶほど、詳細な計画を立てなさいとおっしゃっています。

そう言っても、出来上がったイメージは湧きにくいと思いますが、そのためにも「想像力を鍛えなさい」と書かれています。想像力、イメージ力というのは鍛えることができるのです。

例えば私で言うと、『何のビジネス始めよう、何でお金を稼ごう』と思ったときに、すでに成功している人たちの写真を集めてきて、それを壁に貼って、毎日イメージを鍛えていました。その人たちを見るとすごくエネルギーをもらえる気がしましたし、その先のストーリーが少しずつ想像できるようになってきたのです。

特におすすめなのは、モチベーションが落ちてきて、もうやる気がないと言う時に計画を立てるということです。
そういう時こそ詳細な計画を立てて、想像力を使って、イメージが浮かぶまで自分と向き合うという作業をすると、モチベーションが湧いてきます。

これは私もずっとやってきたことで、モチベーションが落ちると、ノートを広げて計画に日付を設けて、何月何日こうなる。何月何日こうしている。と、細かく作っていくとやる気が必ず湧いてきます。

詳細な計画を立てること。
そしてモチベーションが落ちてきたら、細かい計画を立てて、失敗したとしてもすぐに次の計画を立てること。
エジソンなんて本当にその通りですよね。「失敗ではなくて成功のプロセスだった」とエジソンはよく言いますが、「失敗した」と思っても、すぐに次の計画に移れば、それは『失敗ではなくて成功に至るプロセスであり続ける』ということですね。

実現したい具体的な願望、そのための代償、最終期限、細な計画。この4つを紙に詳しく書き出すこと。

5つ目は「実現したい具体的な願望。そしてそのための代償。最終期限。詳細な計画。この4つを紙に詳しく書き出すこと」です。今までお話してきたこの4つを必ず紙に詳しく書き出しなさいということですね。

これもすごく大事です。私自身もこの本を読んで、やりました。

ヒルさんがおっしゃっているのは、成功者は必ず紙に書いていたということと、紙に書かなければ分析することも、そして反省することもできないと言っています。

また、ヒルさんは、書くことは深層自己説得であるともおっしゃっています。

深層自己説得とは、自分の潜在意識にある意識の自分説得ということ。

その深層自己説得のために、こうして自分の願望や期限、代償、計画というのを細かく書いておけば、自分の潜在意識が活性化されて、モチベーションが湧いてくるとおっしゃっています。

忘れずにいつでも自分の願望にしっかりとフォーカスを当てて、それを見続けることというのが大切で、
だからこそ紙に書いて貼っておいたり、ノートに書いておくというのが大事だと思います。
私も12年前ですね、壁にこれを貼って、毎日見て読み上げてました。

紙に書いたこの宣言を、1日2回、起床してすぐと、そして寝る前に必ず大きな声で読むこと。

最後の6つ目は「紙に書いたこの宣言を、1日2回、起床してすぐと、そして寝る前に必ず大きな声で読むこと。」です。

そして、ヒルさんは「このときすでに、その願望を実現したものと考えて、そう自分に信じ込ませることが大切である」と言っています。これが最後のポイントです。

紙に書いて、書いたことを、朝と夜寝る前、2回読み上げる。
「もうすでに実現したものと、自分に深層自己説得させて思い込ませる」ということですね。

いまだに私もやってます。
12年前は、まだまだこの「思考は現実化する」のプロセスが全然染みついていなかったので、壁にこの4つを貼って、毎日毎朝起きたときと、寝る前に読み上げてることをやっていました。だんだん慣れてきて、この考え方が染みついてくると、今は読み上げなくてもそのイメージがすぐパッと浮かぶので、朝起きたときと夜寝る前に、自分のそこまでに至る道のりや、プロセスのようなものをイメージングして寝ることをしています。

まずは、『声に出して読み上げる』というところからスタートはいかがでしょうか。

なぜ、起床時と就寝前が良いかと言うと、
就寝中は潜在意識が働いている時間であり、起床時に読み上げることで、『自分の本当にやりたいこと、願望をしっかりと見定めて、その願望に向かう1日を過ごす』ということが、できるようになっていくからです。

声に出して読み上げなければ、やっぱり私たちは忘れてしまうのです。

ちょっとでも道に迷ったときは、もう1回書き出してみること。

そうすることで、本当の自分の思っていることを確かめることができます。最初のうちは難しく感じる人もいるかもしれませんが、まずは「書き出す」「声に出す」ということをどんどんやっていくと良いと思います。
私もやってみて実感しています。

ナポレオンヒル 「思考は現実化する」まとめ

私は、これから先、自分が願望を設定するときは、なにかをやめる、時間を捧げてなにかをすごく頑張る、努力をするという代償は、自分で選択できると思っています。

あえて自分で選んで休みを設定しておく。
計画を立てて、細い締め切りを設けて、これを終えたら休むというように、その期間を短めに設定しておくといいと思います。明日はこれを仕上げたらそのあとはゆっくりするような、適当に過ごす時期も設定しておくとより良いと思います。

すごく大事なことは、『休憩する、休みを持って、エネルギーを高める』ことです。

疲れた状態や、元気がない状態で思考をどこかに向けようとすると、それが全然間違った方向に向かってしまうことがあります。

『エネルギーは良い状態で思考を現実化する』ということが大事ですね。
思考は必ず現実化しますから、自分の願望をはっきりと見定めて、それに向かってプロセスを楽しんでいきましょう。

私はヒルさんがいつも本当にそばにいて、答えてくれているような気持ちがしています。

『著者さんを味方につける』

あなたにとっての神本の著者さんのエネルギーを味方につけて、開けばいつも応援されてる気持ちになるということも、すごく良い方法です。

 

市居愛

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