先日、7歳の息子にこんな質問をされました。
と、こんな会話の展開になりました。
最近の息子はお金に興味津々。なぜって、ユーチューバーのHIKAKIN(ヒカキン)が1900万円の高級時計を買ったり、400万円のハンドスピナーを買ったり、10万円のゴディバのチョコを買ったりしてるからです(笑)
子どもに話して聞かせたいお金のお話
子どもにお金の質問をされたとき、私には頼りにする本があります。
それは、『マネーという名の犬――12歳からの「お金」入門』(ボード・シェーファー, 田中順子, 村上世彰 著)という本です。
この本は、少女キーラが人間の言葉をしゃべる不思議な犬、マネーに出会い、お金と世の中、そして人生の仕組みを学んでいく物語仕立てのお金の本です。
そこで、この本のなかの印象的なメッセージを3つピックアップ。息子にお話ししてみました。
自分が望むことをきちんと決めておく
ひとつ目のメッセージはこちら。
「たいていの人は、自分がほしいものはなんなのか正確にはわかっていないんだ。わかっているのは、もっとほしいということだけさ。—–ほしいものを手にいれるためには、何を望んでいるのか、自分できちんとわかっていなくちゃならないんだ」
自分の願望をあきらかにするって大切です。
というのも、漠然とした動機では、簡単にあきらめてしまうからです。
「お金がもっとほしい」ということだけでは、本当にそれを叶える勇気やパワーはわいてこないんですよね。
お金もちになりたいと願うのであれば、自分がなぜそのお金を必要とするのか、そのお金でなにを成し遂げたいのか、自分が心から望んでいることはなんなのか、はっきりと描くことが大切です。
いつもほかの人のために問題を解決しようとする
ふたつ目のメッセージはこちら。
「『いつもほかの人のために問題を解決しようとしなさい。そうすれば、どんどんお金をかせげるようになる。それから、自分が何を知っているか、自分には何ができるか、何が備わっているかをつねに考えなさい——たいていの大人は自分にはできないこと、備わっていないもの、自分が知らないことばかりに夢中になって一生を終えてしまうからね』」
最後の一文は耳の痛い言葉です。
確かに私たち大人は、自分にできないことや備わっていないものに夢中になってしまう傾向があります。「自分を知ることはむずかしい」と言いますが、人生を複雑にしているのは、たいていの場合、自分自身です。
自分にできること、知っていること、備わっていることだけをつねに考えることです。自分の才能で、ほかのひとが抱えている問題を解決すれば、お金は感謝の形としてしっかりとはいってきます。
本当に好きなことをするときにだけ、本当に成功できる
みっつ目のメッセージはこちら。
「たいていの人は、仕事とは不愉快でつらいものであるはずだと思ってる。でも、人は何かほんとうに好きなことをするときにだけ、ほんとうに成功できるものなんだよ」
私が息子にもっとも伝えたいメッセージです。
本当の成功とは、単にお金を沢山稼ぐだけではなく、本当に好きなことで幸せになることです。
子どもたちには、お金もちになってほしいけれど、不幸せなお金もちになってほしくない。本人が大好きなことを見つけ、才能を開花させ、ひとの役に立つことでお金を稼げるようになってほしい、それが親である私の願いです。
7歳の僕が望むこと&好きなこと&役立つこと
この話を聞いた息子くん。 「へーーー!じゃあ、僕は日本に帰ったら、1000円全部つかってコインゲームがしたい! で、好きなことはYouTubeだから、ブンブンーーーーンハロウ、ユーチューーブって練習するでしょ。
あとは、一生充電しなくていい i pad をつくるとか?!マイクラの進化版つくるとか?!」 と、完全に現代っ子な夢を語ってくれました。
この会話のあと、息子が「HIKAKINがはじめてアップしたYouTube動画を見たい!」というので、その動画を探してみました。
すると、まぁ〜素晴らしいボイパを披露するHIKAKINの姿。まさに「本当に好きなことに取り組んでいる」ひとの姿でした。
その動画はコチラ→ HIKAKINがはじめてアップしたYouTube動画
「かっこいいねぇ〜。こうやって大好きなことからHIKAKINもはじめたんだよ!あなたも好きなことを見つけて、お金もちになるんだよ〜♪」 なんて気分よく話していたら・・・・・
息子くんからショックな一言が・・・・。 「ところでさ、ママが死んだら僕、いくらもらえるの?」ですって。
チーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン_φ( ̄ー ̄ )
子どもたちには、これからも時間をかけて、お金と世の中の仕組みをつたえていきたいと思います(涙)
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