子どもの金銭教育に!お年玉おこずかい制度のススメ

市居愛
こんにちは。マネーコンサルタントの市居愛 @aiichii です。

お正月も三が日が過ぎ、お年玉を沢山もらった子どもたちも多いと思います。

わが家の子どもたちも、親戚から沢山のお年玉を頂きました。11歳の娘のお年玉は、総額32,000円!7歳の息子は、20,000円!子どもたちは大喜び。本当にありがたい限りです。

でも、このお年玉・・あなたは毎年どのように管理していますか?

子どもの銀行口座に預けていますか?親の口座で管理していますか?それとも、「お母さんが預かっておくね」と言って、ちゃっかり今月の食費にまわしていますか? 子どもたちのお年玉は、その管理方法についても悩みますよね。

そこで今日は、このお悩みを解決する市居家の方法をご紹介します。

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金銭教育には「お年玉おこずかい制度」がオススメ

金銭教育ともなるお年玉の使い方。それは、市居家で導入しております「お年玉おこずかい制度」です。

「お年玉おこずかい制度」とは、年に1度のお年玉をそっくりそのまま、子どもの1年分のおこずかいにするという方法です。

え?!1年分?子どもにとっては大金すぎない?と思われるかもしれません。ですが、この「お年玉おこずかい制度」は、子どもにとっても親にとっても導入すべき良い点があるんです。

1)子どもの「予算管理能力」が身につく

ひとつ目の良い点は、子どもたちの予算管理能力が身につくことです。

お年玉総額は、毎月のおこずかいとは異なり、大きな金額ですよね。そのため、「大きな金額を毎月調整しながらつかう」能力が自然と養われます。

「つかえるお金(予算)」を考えながら、自分の欲しいものを検討する力が身につくのです。

例えば、お年玉総額の32000円を12ヶ月で割り、毎月決まった金額を調整しながらつかう子がいるかもしれません。あるいは、1年の前半にお金をつかい切ってしまい、1年の後半は、泣く泣く欲しいものを我慢しなければならない子もいるかもしれません。

わが家の11歳の姉は、お金を使うことよりも貯めることに喜びを感じるタイプです。「自分は、こんなにお金を持っている!」ということにワクワクし、欲しいものがあっても大金をつかうことはありません。

一方、7歳の弟は、姉とは真逆。お年玉がはいると1月中にそのすべてのお金を使い切ろうとするタイプです。姉に「そんなにいっきに使っちゃうと、おこずかい全部なくなっちゃうよ。夏休みとかに欲しいもの買えないよ」と諭され、「えっーーーー」と言いながら、欲しかったおもちゃを泣く泣く棚に戻したりしています。

いずれにしても、お年玉のつかい方は、子どもたちの自由。

子どもたちが、お金の使い道を自分の意思で選択していくことが大切です。

「お年玉おこずかい制度」は、「自分の欲しいもの」と「つかえるお金(予算)」のバランスを考えながらお金をつかうことを学べる、金銭教育の機会となるわけです。  

2)お金はいつも「ある」ことを覚える

ふたつめの良い点は、子どもたちが、お金はいつも「ある」と感じられる点です。

子どもに大金を持たせることで、お金は「ない」のではなく「ある」ことを実感してもらうことができます。

以前は、わが家でも毎月のおこずかい制度を導入していました。ところが、毎月1000円を渡してもすぐに、「もうお金がないー。だから、買ってー」とか「もう今月のおこずかいないから、来月の分をちょうだい」といった言葉が飛び交っていました。

まるで、子どもたちの潜在意識に「私にはお金がない」という考えを植え付けているような状態でした。

ところが、「お年玉おこずかい制度」を導入したところ、子どもたちに変化が見られました。欲しいものがあったときでも、「まだ2万円もあるから、何でも買えるんだけどな。でも、どうしようかな」とお金の使い道を考えるようになったのです。

つまり、お金はあるのだけれど、そのモノが本当に欲しいかどうかを考えるようになったというわけです。

そして、私に、「お金がないから、お金をちょうだい」と言うこともなくなりました。子どもたちは、自分の責任で「あるお金」を「何につかうか」を考えるようになったのです。

3)親も予算を守ることができる

みっつ目の良い点は、親も自分の予算を守ることができるということです。

毎月のおこずかい制度を導入している方のなかには、子どものおこずかいが足りなくなり、それに思わず援助をしてしまうことはありませんか? 子どもに「おこずかいなくなった」と言われれば、「じゃあ、もうこれでおしまいよ!」と言いながら渋々とお金を渡すことはありませんか?

毎月のおこずかいは1000円にも関わらず、土日のショッピングモールでちょこちょこと子どもたちのモノを買い足し、結果、親も子どものためにいくらの金額を使ったのかがわからなくなってしまうことはありませんか。 こうしたことを防ぐためにも、「お年玉おこずかい制度」は有効です。

子どもたちは、まとまったお金をすでに持っているのですから、追加でお金を渡す必要はありません。親は、子どもたちに振り回されることなく、自分の予算を守ることができるというわけです。

お年玉おこずかい制度のススメ まとめ

いかがでしたか?「お年玉おこずかい制度」の3つの利点をご紹介しました。

  1. 子どもの「予算管理の能力」が身につく
  2. お金はいつも「ある」ことを覚える
  3. 親も予算を守ることができる

    ことについてお話ししました。

    「いやいや・・うちの子どもは、お年玉を5万円ももらっているからそんなに渡すことはできない!」という方は、子どもに貯金する金額と使う金額を決めてもらうとよいです。

    逆に、「うちの子どもは、お年玉だけでは足りない」という方は、親からのお年玉として足りない金額を渡し、子ども自身で1年分のお金を管理してもらうとよいです。

    子どもに「お母さん、私のお年玉を毎年とっちゃうんだよ!」なんて責められている方は、ぜひこの制度をはじめてみてくださいね。 おこずかい帳もいっしょにプレゼントしてあげるといいですね♪ 

    市居愛

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