今日は金欠の原因と見直し方法についてお伝えしていきます。
給料日直後に金欠になるのはなぜ?
「お給料日前はとにかく金欠で・・・。今月こそお金を貯めるぞ!と思っても、お金がなくなってしまうんです」
お金の使い方にはまったく自信がないと言いきる佐々木さん。
食べざかりの2人の息子のお母さんです。 彼女のお悩みは、お給料がはいるとすぐにお金をつかってしまうこと。
そのため、お給料日直後の食卓は、「お肉たっぷりすきやき」。一方、月末のお給料前になると「もやしの卵どんぶり」という落差ぶりです。
でも、この気持ちわかりますよね。 なぜ私たちは「お給料がはいるとすぐにお金をつかってしまう」という現象に陥りがちなのでしょうか。
お給料がすぐになくなるワケとは?
実は、私たちの脳内では、お給料のような報酬を期待すると、ドーパミンという物質が増加することがわかっています。
ドーパミンは、私たちに興奮や幸せな気分をもたらすホルモンです。
そのため、お給料日の帰り道は、このドーパミンが作用しているために「ルンルン気分」。 「今日は、お給料日だったし、やっぱりお肉ね!」といって、普段ならば絶対に買わないような「極上すきやき肉」や「フルーツロールケーキ」「発泡酒ではない本物のビール」などをドーパミン大放出な状態で買い物カゴに入れてしまいます。
また、ドーパミンは「新しいモノ」を見たときにも放出されることがわかっています。
そのため、レジ前に並ぶ「新商品」の札に魅かれて、「あら、これテレビCMで見たわ」と思いながら、なんとなく商品を購入することになるのです。
あなたにも思い当たることはありませんか?
こうしたドーパミン放出状態のときは、興奮状態であるため、冷静な判断をすることは難しくなります。
そのため、本当にそのモノが「好き」で買うのではなく、「欲しい」という気持ちに反応して行動をしている可能性があります。
つまり、その「モノ」を買っているのではなく、欲求を満たすための「行動」を買っているというわけです。
『クール脳はなぜかっこいいを買ってしまうのか』の著者スティーブン・クウォーツとアネット・アスプは、私たちのこうした行動を「好む以上に欲しがる現象」と呼び、「欲しがる」ことが行動を起こしていると説明しています。
そして、買い物依存症も「好む」ことではなく「欲しがる」ことが原因で起きているというのです。
お給料がすぐなくなる原因と解決法
こうした問題を解決するためには、脳内で放出されるドーパミンの存在を意識することです。
お金がはいってきたときに、ルンルン気分が襲ってきたら、「今の私には、ドーパミンがでている!」と意識することです。 自分の状況を冷静に観察することで、衝動的な買い物は少なくなります。
また、高いものは、お給料日直前に買う予定を立てることもひとつの方法です。
例えば、「極上すきやき肉」の日は、お給料後ではなく、お給料日直前に予定します。 お給料が出た後の「浮かれドーパミン気分」で献立を考えるのではなく、「1か月間お疲れ様」という気持ちで月末のお給料前にご馳走にします。
同様に、欲しかったバッグや炊飯器なども、お給料後ではなく、お給料前に買うようにします。
予算を決めていなければ、お給料後はドーパミンの影響で高価なものを買いがちです。
けれども、お給料前のお金がない時期には、身の丈にあうモノを冷静に買うことができるというわけです。
お金持ちは、お金のあるなしに影響をうけない
「お金はあると使ってしまう。お金はなければつかわない」というのが大半のひとの考え方です。
しかし、お金の不安をなくすためには、「お金はあってもつかわない。お金はなくてもつかうことができる。」という考え方をもつ必要があります。
これは多くのお金持ちに共通するマインドでもあります。彼らは、売上があがったからといって、散財することはありません。 むしろ、お金が増えたときでもこれまでどおりの生活を心がけます。
一方、経営が傾きお金がなくなったときでも、希望ある事業にはお金を投資します。
お金のあるなしに影響されることなく、自分の意志あるところにお金をつかうわけです。
大切なことは、自分の意図でお金をコントロールすること
お金のあるなしは、波のようにいつでもやってきます。
大切なことは、どんな波がやってきたとしても、自分の意図でお金をコントロールすること。
お金があるときには散財し、お金がないときには節約するというのでは、みずからお金に振りまわされているようなものです。 自分の意図でお金をつかうことができれば、お金があるときもないときも、困ることがなくなります。
セルフコントロールができるようになれば、本当に好きなものだけを選択できる人生が待っているでしょう。
お給料日に散財したくなったときは、「ドーパミンが出ている!」と思いだしてみてください。
自分の状態を客観的に見ることで、ドーパミンの放出をやわらげ、冷静な判断ができるようになるかもしれません。
お給料の金欠原因と見直し方法 まとめ
というわけで、今日はお給料がすぐになくなる原因と見直し方法についてお伝えしました。
- お給料のような報酬を期待すると、ドーパミンという物質が増加すること
- ドーパミン放出のときは、興奮状態であるため、冷静な買い物は難しいこと
- 買い物をしたくなったら、自分のドーパミン状態を意識すること
- 高い買い物は、お給料日の後ではなく、前に予定すること
- 自分の意図でお金の使い道をコントロールすること
お給料日直後の外出や買い物は危険!ということを覚えておきましょう。
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