今日は『ソウル・オブ・マネー』をご紹介します。こちらの本から、3つのポイントをお話していきます。
著者のリン・トゥイストさんは、ファンドレイザーと呼ばれる、世界的な資金調達のプロです。
今でこそ世界中から資金を集めて、様々なプロジェクトにお金を届けているリンさんですが、最初からこのような活動をしていたわけではありませんでした。
旦那さまの事業が成功されて裕福になったリンさん。けれども、車は「ベンツ」にするのか、それとも「BMW」にするのか、「このマンションにするのか、あのマンションにするのか」など、物質的なことに関して、いろいろと悩むような日々になったそうです。
ある時、その悩みに違和感を感じて、自己啓発のセミナーに参加するようになりました。
そして、セミナーに参加したことがきっかけで、世界中の飢餓に苦しむ人たちを助けるハンガープロジェクトに参加し始めました。
「ベンツ」か「BMW」かと考えて使ってきたお金を、飢餓の子供たちに使う。このことにより、心がすごく豊かになり、これが「私の生きる道」だと気づきはじめたのだそうです。
こうして今では、資金調達のプロとして30年以上活動されていらっしゃいます。
お金とあなたとの関係・お金の幻想から自由になろう
『ソウル・オブ・マネー』の3つのポイントをご紹介します。
ひとつ目は、「お金の幻想から自由になろう」ということです。私達はお金に対して、たくさんの思い込みを持っています。
その思い込みの代表例が2つあります。
十分にないという考え方
ひとつ目は「十分にないという考え方」です。
これはお金だけではありません。時間、健康、家の広さなど、私たちは様々な面で「十分にない」ということを感じがちです。リンさんはこれを「欠乏」のマインドだと言います。
自分には「十分はない」という欠乏を感じた瞬間に、自分の全てのエネルギー、お金、行動を、無いことを埋めるための費やし始めるというのです。
何に対しても「十分にない」という思考があると、それに対してどうにかしなくては、この状況から抜け出さなくてはと考えるようになります。そして、欠乏を回避するための努力を始めてしまうのです。
「十分にない」と思い始めると、自分にばかり意識を向けてしまいます。周囲の人に気を配るよりも自分にベクトルが向いてしまうということです。
「十分にない」という考えあくまでも、私たちのの思い込みであり、幻想なのです。
「多ければ多い方がいい」
そしてお金の幻想の2つ目は、「多ければ多い方がいい」という考え方です。
お金や時間、健康にしても、多ければ多いに決まってるということはありませんか?
必ずしもお金が多ければ多いに越したことはなくて、逆に自分にとってちょうどいいラインを超えてしまうと、実は全然快適ではない、幸せではないということです。
お金の量は関係がありません。
例えば、1円の寄付であっても、あなたの気持ちが込もっていれば、それは立派なお金の使いかたです。
私たちには、必要なだけのお金が与えられています。
「この社会を変えたい、こういう世界を生きたい」と考えれば、理想とする世界に必要なだけのお金が入ってくるというわけです。
それはそうと決まっている
お金の幻想3つ目が、「それはそうと決まっている」ということです。
それはそうと決まっていると思い込み、何の変化も起こさないようにしている。
解決策なんてないと諦めている。これが一番良くないことです。
お金に対しての様々な思い込みがあると、「自分がこれ以上稼ぐなんて無理だと決まっている」と
決めつけて、目を閉じて行動を起こしません。
これもお金の幻想の一つだということです。
お金とあなたとの関係・既に持っているものを分かち合おう
2つ目のポイントは、『既に持っているものを分かち合おう』という考え方です。
私達の歴史の中で、資源や土地などを奪い合うような時代がありました。今にいたっては、奪い合う必要はなく、十分に生活ができるし、健康的な生活ができるし暮らすことができています。
この時代は十分にある世界なのだから、今こそ「分かち合い」を経験し始めないといけないということです。
リンさんはこう言います。
「あなたと私で切り分ける世界ではなく、あなたと私の世界に移行しましょう」
私は私、あなたはあなたと、区別するのではなく、「あなたと私」という感覚を持とうということです。
豊かさは、貯金や金額の大きさなどに関わらず、人と分かち合うことによって経験できます。
人と分かち合うことで、自分にも「ある」ということも実感できるわけです。
充足とは、内側に存在する意識的な選択だとリンさんは伝えています。
お金とあなたとの関係・自分を表現するようにお金を使う
そして3つ目のポイントは「自分を表現するようにお金を使う」ということです。
私達が日々使っているお金は、自分自身の表現でもあります。
自分が大切にしていることや大切にしている人に、私達はいつもお金を使っています。
今あなたが何にお金を使っているのかを見ると、自分のお金に対する価値感が見えてきます。
あなたが価値を置いてることは何なのか。
自分が望む世界や、望むこと、好きなことにお金を使う、それが自己表現の一つなのです。
リンさんは、「支援や寄付するときの行為は、自分自身の価値観とは何かと対話をする機会だ」と言います。
寄付には飢餓に苦しむ子供たちや、地球環境の問題に取り組むプロジェクトなど様々な活動があります。その中でも「私は、誰のために、どこでどのような世界に支援しようか?」と考えることで、自分が大切にしたい価値観と向き合うことになるのです。
また、リンさんは「お金の金額の大小ではなくて、今のあなたにできることから始めよう」とおっしゃっています。
必ずしもお金という意味ではなくて、「誰かに話す、SNSでシェアする、どんな形でも自分が望む世界や自分を表現する価値観のものというのは、出していく。今の自分のできることからやってみよう」ということですね。
YouTubeでもリンさんと本田健さんとの対談の動画などが出てきます。
リンさんのメッセージが込められた動画がたくさん出てくるので、ぜひご覧ください。
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