今日はお金と仕事と幸せの関係について、お話します。
あなたが幸せに暮らせると思う年収はいくらですか?
私たちはいくらあれば幸せになれるのか?
今日は質問からはじめていきますね。
まず最初の質問です。あなたの今の年収はいくらですか?答えてみてください。
では次の質問です。
あなたはいくらの年収があれば、お金について心配をせずに幸せな暮らしを送ることができると思いますか?
お金に苦労することなく、幸せに暮らすためにはいくらの年収が必要ですか? 正直な想いを口に出してみてください。
さぁどうでしょう。答えがでましたか?
実はこの質問、「お金のシークレット」の著者デビッド・クルーガー氏が実際に何百人ものひとたちに聞いてまわり、調査をした質問です。 調査の結果、10人中9人が現在の収入の約2倍が必要だと答えました。
実際、私もこの質問をクライアントにすることがあります。すると、参加者の多くが「今の年収の2倍はほしい」と口にします。
お金について心配も苦労もせず、自由に幸せを感じるためには、今の年収の2倍が必要だと考えるひとが多いのです。
では、私たちは本当に年収が2倍になれば幸せになれるのでしょうか?
実はこの調査には、追跡調査があります。調査対象者たちの年収が実際に2倍になったときに、同じ質問をしたのです。 あなたは、いくらの年収があればお金の心配をすることなく幸せな暮らしができると思いますか?と。
結果、彼らはどのように答えたと思いますか? そう、2倍です。 今よりも2倍多くあれば幸せになると答えました。 つまり、私たちが幸せを感じるためには、つねに「今よりも2倍の収入が必要」と考える傾向があるということです。
これで十分、これで満足と思うことはなく、つねに「もっと収入が必要だ」と考えるわけです。
そして、たとえ収入が2倍3倍にと増えようとも、「お金がない、もっと必要だ」という感情がある限り、真の豊かさ、真の幸せを感じることはできないというわけです。
お金と幸せ、どちらも手にするために必要なこと
では私たちは、どうしたらお金も幸せもどちらも手にすることができるのでしょうか? 今日のお話のキーワードは本当の自分。
私たちは、「本当の自分」でお金を稼ぐことで、幸せを感じながら収入をあげていくことができます。
話を進める前に、本当の自分とはなんだと思いますか?実は私たちが自分と言うとき、3つの自分が存在します。
それは、自分から見た自分、他人から見た自分、そして、本当の自分です。 自分から見た自分とは、自分が自分で思い込んでいる自分(あなた)のことです。
「私にはこれくらいの価値しかない」「私はこんなお金をもらうに値しない」「私はこんな高いものを買うことは許されない」こうした自分は、あなたが思い込みでつくっている自分です。 他人から見た自分とは、他人が評価する自分(あなた)のことです。
あなたがお金をあつかうとき、他人の価値観にふりまされてお金をつかったり、もらったりすることはありませんか? 「みんなが買うのだから、私も買わなければいけない」「みんながこれくらいのお給料ももらっているのだから、私もこれくらいのお給料が妥当だ」
こうした他人の価値観にふりまわされているとき、あなたは他人が評価する自分で、お金の決定をしています。
お金を通じて真の幸せを手にいれるためには、自分から見た自分や他人から見た自分にふりまわされていてはいけません。
自分の思い込みや他人の価値観に左右されることなく、「本当の自分」を表現することでお金を稼ぐことです。
本当の自分を表現して稼ぐには?
では、本当の自分を表現してお金を稼ぐとはどういうことなのでしょうか。
本当の自分を表現するとは、あなたの才能を生かした仕事をするということです。 あなたが心から楽しみ、よろこび、愛を感じることを仕事にすることです。
判断のポイントは、自分が楽しいと感じ、誰にも止めることができない情熱があるかどうか。私自身もこの事実を体験しています。 誰になにを言われても、どんなに体が疲れていようとも、楽しくて楽しくて仕方がない状態で仕事をしているときには、幸せなお金がやってきます。
一方、無理をしてやらなければいけないと思いながら仕事をしているときには、幸せなお金がはいってくることはありません。 いまのあなたはどうですか?
いまの仕事を通じて、本当の自分=あなたの情熱を表現していますか?
もしもあなたが幸せにお金を稼ぐことができているのであれば、それは、あなたが本当の自分を表現できているということです。 もしもあなたが、お金は稼いでいるけれど、幸せではないと感じているのならば、それはあなたが本当の自分を表現して稼ぐことに躊躇しているのかもしれません。
私たちは誰もが、本当の自分を表現する権利をもっています。 それは、自分の人生を生きることです。
思い込みの自分や他人の価値観にふりまわされることはありません。 本当に自分が心から表現したいことを自由に表現していいのです。そして、私たちは本来、本当の自分を表現したくてうずうずしているものです。
あなたが楽しいと思うことは誰かの価値になる
頭ではわかっていても、なかなか自分を表現することができないというひともいるでしょう。 そんなときには、あなたが楽しいと思うことが誰かの価値になることを知ってください。
孔子の『論語』には、次のようなことがかかれてあります。
子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。 これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。
どんなに優れた知識をもっているひとでも、そのことが大好きだというひとにはかなわない。 それを大好きだというひとでも、それを楽しんでいるひとにはかなわない、ということです。 SNSが普及したいまは、「どこで買うか」よりも「誰から買うか」ということのほうが重要となってきています。
あなたが本当の自分を、楽しんで表現しているとき、ひとはそれを感じ取ります。 あなたの情熱を感じとったひとは、あなたの価値にお金を支払います。 ほかの誰でもないあなたから買いたいと思うのです。
どんなに優れた知識をもっているひとでも、どんなに素晴らしい能力をもっているひとでも、あなたの「大好き」「楽しい」という感情にかなうことはありません。
自分が大好きなことを表現し、それを価値あるものにすること。 そして、それを多くのひとと分かち合うこと。 それこそが、真の仕事とも言えるでしょう。
こうして私たちは、お金も幸せも手にすることができるようになるのです。 今日は、お金が増えれば幸せになれるのか?お金と仕事と幸せの関係についてお話ししました。
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