
日常には小さな引き寄せがあふれている
あなたは過去にこんな経験をしたことはありませんか?



・時間を間違えたことで、会いたかったひとに会うことができた
・隣りの席に座ったひとが、偶然にも入社したい会社のひとだった
・たまたま行った集まりで、同級生と出会い付き合うことになった
私たちの日常には、こうした偶然の引き寄せが隠れているものです。
引き寄せの実例:電子レンジを生んだ小さな偶然
誰もが知る偉大な発明も、引き寄せることでうまれています。例えば、電子レンジを発明したパーシー・スペンサー博士の話をご存知ですか?
エンジニアであったスペンサー博士は、当時、レーダーの研究をしていました。
ある日、レーダーの横で作業をしていた彼は、ふとしたタイミングで自分のポケットに手をいれました。
すると、ポケットのなかのキャンディーがどろどろに溶けているではないですか。
不思議に思ったスペンサー博士。これは自分の体温で溶けたのではない・・・なぜだろう?と疑問に思いました。
もしかしたら、レーダーが発しているエネルギーによって溶けたのではないだろうか・・・。
そこで、今度は、ポップコーンをレーダーの前に置いてみました。
すると、ポップコーンがそこらじゅうにはじけるではないですか!驚いたスペンサー博士は、ポップコーンのほかにも卵もためしてみました。
すると、卵は破裂して、助手の顔にとびちったとのことです。
こうして、自分のポケットのキャンディーが溶けていたことで、スペンサー博士は、電子レンジを発明することになったのです。
まさに、小さな偶然から生まれた幸運の引き寄せですね。
引き寄せの実例:コカ・コーラを生んだ小さな偶然
また、今では誰もが知っているコカ・コーラも小さな偶然によって生まれたことをご存知ですか?
薬剤師であったジョン・ペンバートンは、当時、痛み止めのシロップをつくっていました。
ある日のこと、ペンバートンは、そのシロップの作成に失敗しました。
ところが、偶然にもシロップの味が美味しかったため、助手に冷たい水を加えるように指示しました。
そして小さな偶然がまたひとつ起こります。
なんと、冷たい水をいれるように指示された助手は、間違えて炭酸水をいれたのです。
こうしてシロップの失敗と助手の間違いという偶然が重なって、コカ・コーラはうまれたのです。
おもしろいですよね。
成功者の多くは、こうした小さな偶然をきっかけに大成功しているというわけです。
引き寄せを意図的に起こすことができるのか?
でも気になることは、こうした引き寄せは意図的に起こすことができるのか?ということです。
結論から言うと、答えはイエスです。
実は、幸運を引き寄せることはトレーニングによって、その確率をあげられることがわかっています。
イギリスの心理学者、リチャード・ワイズマン博士は、自分は不運だと思っているひとに対して、1ヶ月の間、幸運な人と同じような行動をしてもらう実験を行いました。
その結果、不運だと思っていた人の80%が幸福感をもてるようになり、幸運であると感じるようになったということです。
つまり、幸運なひとの行動や特徴を真似れば、小さな偶然を意図的に起こし、幸運を引き寄せることができるというわけです。
心理研究から導き出された引き寄せの法則とは?
では、どのような行動をすれば、幸運を引き寄せることができるのでしょうか?
ワイズマン博士は、10年間の研究の結果、不運なひとを幸運に変える法則を見つけました。
その法則をもとに、どのような行動をすれば小さな偶然を起こし、お金と幸せを引き寄せることができるのかをお話ししていきますね。
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引き寄せの法則その1:チャンスを最大限に広げる
ひとつ目は、チャンスを最大限に広げるということです。
引き寄せが上手なひとは、幸運のネットワークを広げています。新しい経験にすすんでチャレンジし、つねに出会うひとたちと交流をもつようにしているということです。
例えば、交流会に参加して、となりのひとに積極的に話しかけてみる。旅先で出会ったひとと、名刺を交換する。飛行機でとなりに乗り合わせたたひととお話しをするなど、新しい場所や体験に積極的に出向き、新しいひとたちと交流をもちます。
これはとても大事なことです。なぜなら、こうしてたまたま隣にすわったひとやたまたま名刺交換をしたことのある人が、あなたに幸運をもたらす運命のキーパーソンになる可能性があるからです。
ですが、こうした運命ひとに出会っていたとしても、自分から話しかけたりすることがなければ、その幸運に気づくこともできません。
幸運のチャンスを広げるためには、肩の力を抜いて新しい経験をうけいれて、運のネットワークをきづくことをこころがけましょう。
引き寄せの法則その2:直感を大切にする
ふたつ目は、直感を大切にするということです。
運がいいひとは、頭で考えた理屈だけにとらわれず、その場の直感を大切にしています。
あなたにもこんな経験がありませんか?なぜかこの集まりには行ったほうがいい気がする。なぜかこの人とはご縁がある気がする。なぜかこれは辞めたほうがいい気がする。
こうした「なぜか〜〜な気がする」ことを、直感とよびます。
例えば、私が本を書くようになったことも、実は直感の助けによるものです。
当時の私は、自分が本を書くことになるとはまったく思ってもいませんでした。
ところが、ある日、とあるセミナーを主催した会社の案内を見て、「この会社とはご縁がある。この会社が主催するセミナーには参加したほうがいい」という直感を強く感じました。
結果、当初はまったく参加する気もなかった出版セミナーに参加し、本を書くチャンスにめぐまれたというわけです。
あの時、私が自分の直感を信じることなく、行動をしていなければ、今の私はないでしょう。
あなたの心と体が反応するような直感を得たら、それはあなた自身からのGOサインです。直感を信じて行動しましょう。
引き寄せの法則その3:幸運を期待する
みっつ目は、幸運を期待するということです。
運がいいひとは、未来に起こる幸運を信じて行動します。自分は幸運にめぐまれると思っているために、なぜか本当に良いことが起こるのです。
これは過去の様々な研究からもあきらかになっていることです。ラッキーアイテムというものがありますよね。ラッキーアイテムは、ラッキーになると信じているうちは、本当に幸運に恵まれる確率が高まります。
例えば、ドイツ・ケルン大学の研究チームによると、パターゴルフをするときに、「これはラッキーボールですよ」と言われてトライしたグループと、言われなかったグループとでは、ラッキーボールと言われたグループのほうが35%も成功させる確率があがりました。
また、記憶力を試すトランプの実験では、ラッキーアイテムをもっているひとの結果が持っていいないひとと比べて30%記憶力がよかったという結果もでています。
さらに、幸運を期待していると、失敗を恐れることなく行動をつづけることもできます。
この先もいいことが起こるに違いないと信じていると、ひとはあきらめることなく努力をつづけることができるというわけです。
引き寄せの法則その4:不運を幸運に変える
最後のよっつめは、不運を幸運に変えるということです。
運がいいひとは、不運なことがあったとしても、そのプラスの面を見ようとします。
そして、長い目でみれば最終的には最高の結果になると信じている傾向があります。
そのため、不運なことが起きたとしても、それにこだわることなく、行動をやめません。
以前私は、メンターにこんな質問をしたことがあります。「最悪な出来事が起きたときに、どう乗り越えればいいでしょうか?先生はどう乗り越えているのですか」と。
するとそのメンターはこう答えました。
「君が90歳になって、ロッキングチェアにゆられていることを想像してみなさい。どうだろう?そのときに、君は今の最悪な出来事を覚えていて、そのことについて悩んでいるだろうか?大切なことは人生の目的を生きることだ。すべての出来事は君が最高の人生を生きるために起きていることだ。出来事に良いも悪いもない。きみがその出来事にどんな意味を加えるか。それが大事だ。」
この話を聞いてから、私はどんなに最悪な出来事があったときでも、90歳になったときの自分をイメージすることで、すべては幸運で必要な出来事だったと考えられるようになりました。
不運な出来事が起きたとしても、そのプラス面をみることで、本当の幸運がおとずれるのだと思います。
引き寄せの法則の簡単なやり方!4つのコツとは?まとめ
今日は、幸運を引き寄せるための簡単なコツについてお話しました。
その具体的な行動として、
- チャンスを最大限に広げること
- 直感を大切にすること
- 幸運を期待すること
- 不運を幸運に変えること
についてお話しました。
行動をまねるだけで、幸運に恵まれる確率が高まるのですから、とてもシンプルなことです。
ぜひ、あなたの毎日にもとりいれてみてくださいね。
引き寄せのオススメの本
引き寄せの法則を体験するための9つの実験が紹介されている本です。著者はパム・グラウトさん。パムさんの『こうして夢は現実になる』もオススメです!
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